人生をリセットしたいと思ったとき - 加賀百万石ですが何か?

人生をリセットしたいと思ったとき

人生をリセットできたらいいな。

というようなことを思ったことはないでしょうか。

おそらくみんな誰しも一度は思ったことがあるんじゃないでしょうか。

僕もそうです。

人生をやり直したいなと思ったことは数知れず。

でも,みんなそう思っているのに実際にリセットする人ってどうしていないんでしょうかね。

「仕事が見つかるか分からない」

「家族がいるからそんな簡単にリセットだなんて」

という感じでしょうかね。

普段から仕事辞めたいとかいいつつ,いつまでも辞めない人とかもよく言い訳に使っているような言葉ですね。

それって,何だかんだいいつつ現状に満足しているってことですよね?

本当にリセットしたいなんて思っていないですよね?

本当にリセットしてみたいと思った

「もういい大人なんだから」と言われるくらいの年齢には,僕もそろそろ差し掛かってきたんだろうなと思います。

そのくらいの世代です。

そんな僕ですが,年末までには今の仕事を辞めることにしました。

辞める理由や心境については「人生をSCRAP & BUILDだ!」に書いていますので,そちらも読んで頂けると嬉しいです。

自分が転職先も決めずに仕事を辞めることになるだなんて,正直思ってもいませんでした。

今までは,とにかく安全な方,安全な方へと進む道を選んできたからです。

ただ,最近になって「そんな人生でいいんだろうか」ということを考えるようになってきたんですね。

今の人生って結局親だったり周りの人だったり,そういう人の望むような人生だっただけなんじゃないかと。

本当に自分で選択してきた人生なのかと。

最近仕事を通して「自分」というものが無い人間なんだなと,本当に痛感するようになってきました。

人に言われたことはちゃんとやるし,人が望んでいることであれば嫌がらずにやるし。

それが普通だと思っていたんですが。

結局人生って1度しかない訳ですし,その1度しかない人生を自分のために生きないなんて,そんなことあっていいのかなと。

自分のやりたいようにやることが正しい生き方なんじゃないかなと。

そういうことを今の年齢になって思うようになってきた訳です。

そのために自分に必要なのは,今の人生を一度なかったことにするということなんだろうなと思いまして。

もちろんすべてをまったくなかったことに出来る訳ではないですが。

ただ,今の自分が生きられているのって,結局会社におんぶにだっこでただただ漫然とサラリーマン人生を送っているからなんだろうなと思います。

でも,サラリーマン人生を送ることになったのは,本当に自分の希望だったからなんでしょうか。

それとも,何となくみんなそんなもんだから自分もそうしておけ,とあまり何も考えずになったからなのか。

たぶん後者でしょうね。

「何となくそれが普通だと思ったから」

「みんなそういう生活をしているから」

結局,今まで自分が歩んできた道というのは,こういう人生だったんだろうなと思います。

リセットした後の話

まだ現職を退職はしていませんが,もう近いうちに辞めることは確定しています。

まぁ今から会社に頭を下げればなかったことに出来るかもしれませんがw

でももちろん今更退職を撤回するつもりはありませんし,撤回したいとも思いません。

退職した後のことは全く決まっていません。

まずはIT業界以外の仕事ができないかなと思っていますので,そもそもどういう業界の仕事をするのかも未定です。

何となく,求人情報を見たりしている程度です。

でも,何というんでしょうかね。

今の仕事とは違っていて,人の役に立てることだったり,困っている人の力になれるような仕事が出来たらいいなと漠然とは思っています。

もちろん,またサラリーマンになる可能性も十分にあると思います。

別にサラリーマンというもの自体を否定している訳ではないですし。

未経験の分野で働こうと思ったら,やっぱり最初はどうしてもサラリーマンにならないと,なかなか厳しい部分もあるでしょうし。

でも何なんでしょうね。

不安感だったり恐怖心といったようなものって不思議と無いんですよね。

もちろん今の会社をとにかくさっさと辞めたいという感情が強いから,不安感が出てきにくいというのもあるかもしれませんが。

退職すると決めた直後はやっぱり色々ありましたよ。

「勢いで辞めるとは言ったものの,結局生活できなくなるんじゃないか」

「次の仕事は本当に見つかるのかな」

というような不安も。

でも最初は勢いだけだったのが,今では冷静になった上でやっぱり辞めるべきだろうと,自分の中で整理できたからか不安は本当にないです。

次はどんな仕事をしてみようかという楽しみしかないです。

一次産業とか楽しそうだし,能登の方に行ってみるのもいいし,伝統工芸に携わるような仕事とかも興味あるし,いっそ東京に行ってもう一度頑張ってみるのもありかなーとか。

何でも選び放題なのでそりゃ楽しみしかないですよね。

自分を知るということ

あと,勢いで仕事を辞めるときにひとつ気になったことがあったんですね。

それは「追い込まれたら自分はどういう選択をするんだろうか」ということ。

今まで,人生の中で本当に必死になったことってあまりないんですよ。

当然仕事が忙しかったりして大変だったときはありますが。

「このまま何もしないでいたら生きていけないぞ」というような追い込まれ方を経験したことのある人って,そんなにいないと思うんですよ。

でも,自分は少しだけ経験があったんですね。

東日本大震災の時に「このままだと本当に食べものがなくなって餓死する可能性もなくはないかも」ということがありました。

でも結局仙台から出て実家に帰省すると,何の問題もなく日常に戻った訳です。

その経験があったせいか,自分の力で何か行動を起こさないといけない状況になったときに,自分はいったいどんな行動を起こすんだろうということに興味が湧いたんですよ。

今回,後先考えずに会社を辞めることになって,そのままボーっとしていると当然生活していけなくなる訳なので,何か自分でやらなくちゃいけない訳ですよ。

そのときに,自分は何をするんだろうなーと。

やりたいことを見つけられて,それをやるのか。

やっぱり今まで通り,自分の意志とは関係なく世間体だったり生活のため,面白くない人生を受け入れて何かしらの会社に勤めることになるのか。

それとも,そもそも生きることを諦めるのか。

自分のことを知ることができるということが,退職することを決めた意義のひとつかなと思います。

追い込まれたときに自分が何を考えるのか,精神的に追い込まれるのかそれとも意外と普通に過ごせるのか。

どうなるのかはまったく分かりませんが,自分というものの中に新しいものをまた見つけられそうな気がして楽しみで仕方ないですね。

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