<2日目ルート>
とうとう能登島が見えてきました。いやー,長かった…。
ここまでひたすら海!海!海!で少し疲れていましたが,能登島が見えてくるとテンションが上がりますね。
子供の頃に一度だけ能登島水族館に行った覚えがありますが,それ以外の記憶はまったくないので,まぁほぼ初の能登島と言ってもいいでしょう。
能登島が見えてきてテンションが回復すれば,もう能登島まではあっという間です。
橋です!橋って何かよく分からないけどロードバイクで渡ろうとするとテンションが上がりますね!
とりあえず橋の名前も記録のために記念撮影です。
能登島に架かっている橋=能登島大橋という先入観があったのですが,この橋は「中能登島農道橋」っていうんですね。こっちの橋の名前は初めて聞きました。
能登島の中は思った以上に森ばっかりでその間を道路が通っているという感じなんですね。
記事にすることを想定していなくて,体力的にも厳しかったので残念ながら能登島の中の写真は一切無しなのが残念です…。
ただ,プロローグでも書いたように,今回のひとりツール・ド・能登のルートを決めたときにひとつだけ気になっていたことがありました。
ルートを拡大して見て頂いたら分かりますが,
「能登島を半分しか通っていない…」
ということです。
「能登半島一周とか言っておきながら,能登島を省略してしまっていいのか…?」
「ここでルート通り,能登島をショートカットしてしまったら後悔してしまうんじゃ…?」
という葛藤が生まれてきます。ただ,ここまで160km程度走ってきていて,体力はかなり限界に来ています。おまけに,予定よりも少し時間が押しているため,暗くなるまでにホテルに到着するかも不安になります。
ここから予定を変更して,綺麗に能登島を一周しようとすると10km以上距離が増えます。しかも,島の海岸線を通るルートが増えるので,坂も多そうなので時間もかかりそうです。
もし坂が多いと時間がかかるので確実に暗くなってしまいます。能登島で暗くなってしまうと街灯もあまりなさそうなので,事故ってしまう可能性も高そうです。
という感じで,ルートをどうするか悩んでいると,それはそれでどんどん日は沈んでいきます…。
結局田んぼのど真ん中の道の分岐点で10分ほど悩んだのち,「一周は厳しいけど,ショートカットもやめよう。海岸をあまり通らないルートでもう少しだけ距離を伸ばそう」という結論に至ります。
最終的に能登島で走ったルートはこんな感じです。
無理やり取って付けたような感じになりましたが…。このときの体力と時間を考えるとこれが限界でした。
ルートを追加してからは,とにかく暗くなる前にホテルに到着できるように先を急ぎます。ひたすら漕ぎます。
すると,とうとう能登島大橋に到着です。
能登島大橋っていう名前はもちろん知っていたのですが,いざ来てみると,
「あ,能登島大橋って吊り橋じゃないんだ」
という感じで,思っていた橋のイメージとは違っていました。
こっちでもとりあえず記念撮影です。
「大橋」という割には片側一車線と意外と狭いので歩道をゆっくりと走ります。
橋からの景色をのんびり眺めていると,かなり日が傾いてきたことが分かります。
んー,綺麗な夕焼けです。こういうのが見られるのでロードバイクはやめられません。
ここで,ふと反対側を見てみると,
「あれ,意外とまだ夕暮れ感がない」
と,何か不思議な写真が撮れました。
そのまま感慨に浸りながら能登島大橋を通っていきます。
和倉温泉側からの能登島大橋です。この辺りからの写真がいかにも能登島大橋って感じでいいですね。
あとはホテルに向かうだけです。といっても,もうすぐそこなのであっという間に到着してします。
ホテルに着いてとりあえず輪行してチェックインを済ませます。
今日こそはまともなものを食べようと,ホテルのフロントで周辺の食事処を聞くと,温泉街まで1km程度らしいのでとりあえずそこまで散歩に行くことにします。
と,温泉街をずっと歩いていくと,あの旅館に行きつきます。
加賀屋です。そうです,あの加賀屋です。庶民には外から眺めることしかできない加賀屋です。
とりあえず和倉温泉に来た感じを残しておこうと,庶民らしく加賀屋の写真だけ撮って,近くの食事処に入ります。サイクルジャージで入るのはなかなか辛かったですが…。
ということで今日の食事はこちらです。
マグロ!今日はちゃんと楽しめる食事です!
いやー,これはめっちゃ美味しかったです。
ということで,結局188kmにまで延長した過去最長距離の2日目が終了です。
今日はさすがに疲れたのでぐっすり眠れそうです。
さて,2日3日の予定のひとりツール・ド・能登も最終日を残すのみです。
最終日はひたすら金沢に向かって走り切ります!