日帰りであろうが宿泊しようが,ロングライドも慣れてしまえばどんな荷物が必要かだとか,どんなことに気を付けないといけないかとか,注意しないといけないことが分かってきたりします。
ただ,まだロングライドはやったことないというような方は,色々と心配になることも多いと思います。
僕も初めて1人で1泊2日のロングライドをすると決めたときは,かなり綿密に荷物をチェックしたり,スケジュールを組んだり,コンビニなどの休憩場所を事前に確認したりしました。
今回はそんなロングライドをやってみたいけど心配という人向けに,実際に自分が初心者の頃にロングライドをやってみたときのことを書いてみたいと思います。
なお,ここで書くのは準備して置いた方がいいことを中心に書きますので,ロングライドの感想や楽しみポイントなどは記載しません。
初めてならやっておいた方がいいこと
ロングライドのときの荷物については別記事(宿泊するようなロングライドのときの荷物って?)に書いてありますので,そちらを参考にして下さい。
荷物以外で事前に準備しておいた方がいいことは,
- 休憩場所/スケジュールの概算を確認しておく
- パンク修理の対応方法を確認しておく
の2点かなと思います。
休憩場所/スケジュールの確認
まずは走りたいルートを決めましょう。休憩場所があるかどうかということも関係しなくはないですが,まずは休憩場所などはあまり考えずに走りたいルートを決めてしまっていいと思います。
ルートが決まったら,そのルート上に休憩できる場所があるかどうかを確認します。
休憩場所の候補としては大きくは,
- 飲食店
- 道の駅
- コンビニ
- 公衆トイレのある場所
くらいだと思います。他にもルートを地図で追ってみて休憩できそうな場所があれば追加して大丈夫です。
休憩場所が確認出来たら,どこの休憩場所で休むかということを考えていきます。
考える際のポイントとしては以下のようなものがあります。
- 何分ごと(もしくは何kmごと)に休むか
- 食事(補給)をいつ摂るか
- トイレ休憩をいつ取るか
基本的には1時間~1時間半(20km~30km)くらいを目安に10~15分くらいの休憩を取っていけばいいと思います。
補給場所については,食事として3食取るのであれば,別途補給食を少し持っておくかコンビニに立ち寄ってそのとき食べたいものを買うという程度で良いと思います。
あとは全体の時間をどの程度で見積もるかですが,初めての場合は「休憩も含めて平均時速15km」くらいで見積もっておくと,大きく外れることはないと思います。
この場合,昼食休憩は1時間,その他の細かい休憩は15分くらいだと考えてもらえれば大丈夫だと思います。
多少走り慣れているようなら17~20km/hくらいでもいいと思います。
平均速度を決めたら,休憩することにした各休憩場所に何時頃に到着して,何時に出発すればいいかということを計算しておきます。
実際に走り始めて休憩所に着くたびにスケジュール通りかどうかを確認して,「長めに休んでも大丈夫」とか「押しているから次に休憩場所はスキップ」などを随時確認していきましょう。
多少遅れていても気にする必要はないですが,日が落ちると危なくなったりますので,明るいうちにゴール出来るかどうかくらいはざっくり確認しておくようにしておいたらいいと思います。
パンク修理
どの種類のタイヤを使っているかにもよって多少異なりますが,初めてのロングライドという場合は,だいたいがクリンチャータイプのホイール/タイヤなのではないかと思います。
パンク修理の方法についてはググればすぐに出てくるのでここでは触れませんが,チューブの交換くらいは1人で出来るようになっておく必要があるかと思います。
ロングライド中に発生した問題
ある程度準備していても,どうしても予想外の問題というのは起きてしまうものです。中には結構焦るものもあったりしますので,僕が実際に遭遇した問題について参考として記載しておきたいと思います。
山中の圏外問題
まだGarminを持っていなくてiPhoneのアプリ(ルータン)を使用してルートを確認していた時期の話ですが,山の中で圏外になったことがありました。
そのときは,
- たまたまルートをある程度頭に入れていた
- ほぼ一本道のルートだったのでそもそも迷う箇所が少なかった
- ルートを確認する画面をキャプチャしていた
ということもあって迷わずに済みましたが,もし事前にルートをあまり確認していなかったら,もしかしたら山の中で迷っていたかもしれません。
携帯の電波が来なさそうなところがルートにある場合には,事前にある程度その近辺のルートは確認しておくなり,地図のキャプチャを撮っておくなどしておいた方がいいかもしれません。
Garminのバッテリギリギリ問題
ロングライドの場合は,Garminのバッテリが持たない場合があります。基本的にはモバイルバッテリで充電すればいいだけですが,「走ってGarminを使用しながら充電できる」ようにしておく必要があります。
途中でバッテリが切れてしまうと,それまでの記録が途切れてしまったり,ナビとして使用している場合はバッテリがある程度回復するまで立往生してしまうということもあり得るため,走りながら充電できるようにしておきましょう。
変速がおかしくなった問題
ロードバイクを購入したばっかりだったりオーバーホールした後など,タイミングが悪いとワイヤーの初期伸びによる変速不良がライド中に出てしまう場合があります。
僕がひとりツール・ド・能登をしたときは,ちょうどオーバーホールして少し経ったくらいの時期でしたので,まさに初期伸びの変速不良が出てしまいました。
可能ならブレーキ/変速のワイヤー周りの調整は事前にできるようになっておくといいと思います。実際に触ってしまうと逆におかしくしてしまいそうで自信がのないという方でも,実際に調整する場合はどうやるものなのか,Youtubeなどで確認して知識としてだけでも知っておくと,いざというときに旅先で焦ることも減るんじゃないかなと思います。
まとめ
初めてのロングライドのときは色々と心配事があると思います。
でも,しっかりと準備しておけばそんなに怖がる必要もなく,終わってみると「全然問題なかったな」ということも多いと思います。
何も準備しておかなかったら,いざというときに困ることの無くはないですが,それほど怖がる必要もないので,しっかりと準備してぜひロングライドに出かけてみましょう!