サラリーマンという生き方 - 加賀百万石ですが何か?

サラリーマンという生き方

今回はサラリーマンとしての生き方ってどうなの?という視点で思いのたけを書いてみたいと思います。

僕は今現在サラリーマンです。そして,サラリーマンしかやったことがありません。

なので,自立して自分の腕一本で生きていく術を持っているとは思いません。

そういうものを期待されている方にとっては何の情報もない記事です。

日々サラリーマンをやっていて,ふと思ったことをただただ書いていきたいと思います。

毎日決まった時間に出勤すること。

これって人間的な生活なんでしょうか。

今これを読んでいる方は一度はそう思ったことがあるのではないかと思います。

毎日嫌だ嫌だと思いながら朝決まった時間になったら無理やり布団から出る。

洗顔・歯磨き,朝食など,普段の生活の中でいつの間にかルーティン化してしまった作業をこなして家を出る。

これってものすごく非人間的な気がするのですが、僕だけでしょうか。

なのに毎日決まった時間には帰れないこと。

始まりの時間は決まっていて遅れたら叱られるのに,帰るときには早く帰ると何か違和感がある。

周囲のことが気になって帰っていいのか悩む。

どれだけの業務量があるのかも把握していない上司がイレギュラーな仕事を突っ込みまくってくる。

だけど,通常業務は遅らせてはいけない。

そりゃ残業まみれになりますよ。

業務時間外の人付き合い。

職場には,仲のいい人,何とも思わない人,苦手な人。

色々いると思います。

仲のいい人と飲みに行ったりするのは楽しいですし,誘ってもらえると素直に嬉しいです。

でも,何とも思わない人,苦手な人がいる飲み会でも,何となーく断りにくいから参加しないといけない。

「今日の夜空いている?」と聞いてくる上司。

空いていれば飲み会入れてOKなんて誰が決めたのか。

予定がなかったら飲み会に付き合わないといけない義務なんてあるんでしょうか。

満員電車。

これこそ非人間的な最たるもの。

非人道的と言っても過言ではない。

奴隷船という表現をよく見かけますが,まさに奴隷扱い。

上司の上司の上司へのご説明というクソゲー。

直属の上司に説明する資料を作成して納得してもらう。

上司の上司のレビューで全取っ替え。

上司の上司の上司のレビューでちゃぶ台返し。

何このクソゲー。

誰が何を決めるのか。誰が責任を取るのか。それを決めておけよ。

こんなことやっているから生産性が上がらないんでしょう。

そんなことが続くと,サラリーマンなんか辞めて独立したくなりますね。

「独立したいけど,そんな価値ある人間じゃねーよ,うるせーな」

という人もいると思います。

僕も独立はしたことないので,その楽しさや大変さは分かりません。

ただ,今のサラリーマン生活に少しでも疑問を持っている人は,一度転職活動をしてみるといいと思います。

転職活動をしてみると世間の会社は自分にどのくらいの給料を払ってくれるのか,その相場感が分かります。

僕も転職活動を始めたときに,とりあえず活動してみようと思えたのは,

「自分の市場価値ってどのくらいなんだろう」

ということが気になったからでした。

気になりませんか?自分がどのくらい市場価値のある人間なのかって。

別に本当に転職してしまえなんて言っていません。

ただ,自分の価値を知っておくっていうのは,今後嫌な仕事を続けていく上で意外と重要なことなのではないかと思います。

自分にある程度の価値があることが分かれば,今の会社が本当に嫌になったときに,転職を選択肢に入れるということが怖くなくなります。

実際に僕もそうです。

当然,そんな特別な価値が僕にあるわけではありませんが,まぁ年齢的に妥当な価値くらいはあるんだろうなということを転職活動を通して確認できました。

そのため今は,

「まぁどうしても耐えられなくなったら逃げればいいや」

という気持ちでサラリーマンをやっていられます。

「それは何となく分かったけど,じゃあどうやったら自分の価値が分かるんだよ」

という疑問がそろそろ出てくることかと思います。

これも特別難しいことではなく,ものすごく単純なことです。

ひとつは先に行ったようにどのくらいの給料だったら払ってくれるのかを知ること。つまり,実際に面接も受けて内定をとって見ればいいんです。

もうひとつ,面接まではやっていられない人におすすめなのは,今までやってきた業務とそれに関連した技術やスキルをひたすら書き出すこと。

よく新卒の就活のときに自己分析をやることがあると思います。

別に「自分はこういう体験があって,それで〇〇が好きなんです!」っていうことをやれという訳ではありません。

ただただ,今までにやった仕事について書き出すだけです。

もっと手っ取り早くするなら職務経歴書を作ってみるといいと思います。

(いざ転職しようと思ったときにそのまま使えて一石二鳥です)

そのときに,どういう仕事を担当したか,どういう役割だったか,どういうスキルを使ったかをひたすら書き出します。

ここで重要なのは「できるようになったこと」や「身についたこと」を書くのではなく,

「ただ単純に使ったもの・スキル」

を書き出していくのがポイントです。

例えばITで言うなら,Python,SQL,Linux Server,Deep Learning,基本設計,単体テストなど,業務に関係のあった技術の単語を羅列します。

もう一度言いますが,

「できると思うかは考えない」

ということが重要です。

これを,面倒だと思いますが,できるだけ今まで担当した仕事すべてでやってみます。

もし面倒すぎて挫折しそうだったら,何となく思いついた案件をいくつか選んでみてもいいです。そのときに,できれば「比較的面白かった」という仕事や「自分なりに頑張ったかな」というものがあれば優先的に選びましょう。

そして最後にその一覧を眺めましょう。

意外と多くのことをやっていませんか?

そしてその中には,意外と面白くて自分なりに頑張って勉強してみたものがありませんか?

それがあなたの強みであり価値です。

スキルなんて,市場価値なんてそんなもんなのです。

日本で一番,世界で一番というようなものなんてなくても十分に価値があるんです。

「一番じゃないと,もしくはその業界で上位じゃないと価値があるなんて言えない!」

という感覚がどうしても人間にはあります。

でも,世間を見渡すとどうでしょうか。

何をやっているのか全然知らないけどずっと続いている企業なんていくらでもありますよね?

その企業が業界トップクラスの企業だと思いますか?

おそらくそんなことはないでしょう(もしかしたらそういう企業もあるかもしれませんが)

トップでも上位ですらないのに,経営できているんです。

だったら,今さっき書き出したその一覧に書かれているだけの経験を持っている人間もそこそこ価値があると思いませんか?

何かしら役に立てるところがあると思いませんか?

結局,そんなもんなんです。世の中そんな生きづらいものでもないんです。

自分の価値を整理できたところで。

「いつでも転職してやるぜ!」というスタンスで気楽にサラリーマンを続けていく。

「ちょっとフリーランスでもやって独立してみるか」と別の人生を選択してみる。

どちらもアリだと思います。

さぁ,あなたは。

どういう生き方をしたいですか?

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