知らないものは知らないと言ってみる

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「知らない」と言うことの重要性

仕事をしていると、「知らない」や「分からない」という言葉を言いにくいことってありませんか?私はあります。めっちゃあります。特に私は、今の企業に中途採用で入社した人間ですので、下手に「知らない」というと、「え、そんなことも知らないの?」と思われそうで、怖くてなかなか言い出せません。性格の問題もあると思いますが、そういう人も意外と少なくないと思います。特に、真面目な方ほどそういう傾向にあるのではないでしょうか。

私は職場環境が変わるとかなりのストレスを感じるタイプの人間です。そんなときに、自分の能力では対処し切れないような仕事を担当することになると、精神的にかなり不安定になります。以前そういう状態になったことがあって、そのときのプレッシャーに耐えられなくなり、「システム開発のことは全然分かりません」と正直に上司に打ち明けました。その上司は厳しい方なので、「頑張って」とか「そんなもんだ」というような返事が来ると思っていました。

しかし、実際に返ってきた言葉は「あ、そういう情報は聞いていなかった。聞けてよかった。」というような反応でした。そのときに改めて認識できたのは、仕事(特にサラリーマン)というのは結局「多くの人が欠点を補い合ってそこそこのパフォーマンスを常に出す」ということなんだなということです。

みんなそれぞれ得意なこともあれば苦手なこともあるわけで、みんながみんな完璧な仕事ができる訳ではない。むしろ、完璧にできる人なんて滅多にいないんでしょう。だから、人が集まる「会社」というものがあるんだと思います。当たり前といえば当たり前のことで、原理原則としては知っていましたが、精神的に不安定な時期に実際に体験できたことは大きかったと思います。

もし私と同じように悩んでいる人がいるようでしたら、もうはっきりと「分かりません」と言ってみるのも意外と面白い結果になるかもしれませんよ?

ダメな会社からの脱出と転職活動

ちなみに、正直に分からないと伝えて「え、なんで知らないの?」というような返事が来るような会社もあると思います。

ただ、そんな会社はもうひとつの組織として健全に機能していない状態ですので、さっさと転職するなり独立するなりしてしまうことを考えましょう。知らないことを知らないと言えない状況が蔓延しているような会社は、今後は衰退していく一方でしょう。

いざ転職と言われると「何をしたら良いのか分からない」ということもあるかと思いますが、そんなときはさっさと転職サイトに登録して、一度転職コンサルタントの方と面談してみましょう。

転職サービスを利用するために特別な費用がかかることはまずありません。別に最終的に転職してしまう必要はありません。ただ単に、転職コンサルタントと話してみたり、転職活動の中で職務経歴書を作ってみると、意外と今まで見えていなかったことがクリアになってくることもあります。

私も、転職コンサルタントと面談してみて、自分が本当はどう思っていたのかということが明確になりました。さらに、転職活動を通して、自分のスキルやそれまでの経験を整理できたことはよかったと思っています。

私が実際に転職しようと思った時には、いくつかの転職サイトに登録して、複数人の転職コンサルタントと面談しました。面談するだけ面談して「このコンサルタントは何となく合わないな」と思ってフェードアウトしたときもありました。転職コンサルタントにとっても仕事なので、合わない人の転職支援をしていても成果になかなか結びつかないと思いますので、フェードアウトされたらされたでそれまで、という感じでしょう。

というわけなので、その辺はドライになって、利用できるものだけ利用しましょう。まとめると、

「分からないものは分からないと早く宣言してしましょう。」
「ダメな会社はさっさと辞めて転職するなり独立するなりしてしまいましょう。」
「転職サービスは都合よく利用できる部分だけ利用してしまいましょう。」

ってことだと思います。

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