地元にUターン転職して人生は変わったか?

今回はUターン転職についてです。特に地方出身の人は、Uターン転職を考えている人も意外と多いと思います。ただ、実際にUターンするかどうか考えてみると、「あとで後悔することになるんじゃないだろうか」とか「人生が悪い方向に変わってしまうんじゃないだろうか」と心配になることもあるかと思います。

そういう訳で、今回は実際にUターン転職をしてみて私の人生がどう変わったかを書いてみたいと思います。ただ、何の気なしに書いてもまとまりのない内容になってしまいそうですので、公私別に考えてみたいと思います。つまり、プライベートの充実度と仕事の充実度に分けて考えてみます。

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プライベートの変化

まずはプライベートがどう変わったかです。「変化」という訳ですので、まずはUターン転職する前にどのようなプライベートを送っていたかですね。

Uターン転職して地元に戻る前は、私は関東で一人暮らしをしていました。大学進学と同時に地元を離れてそのままずっと一人暮らしです。当時は趣味らしい趣味は特になく、休日が待ち遠しいというような楽しみは特になかったように思います。仕事に行かなくていいという意味で休日が楽しみではありましたが。

それ程人数は多くはないですが、友人はほぼ全員関東に住んでいました。そのため、誰かと遊ぼうと思ったらすぐに遊べる環境にありました。ただ、私はあまり積極的に外出するタイプではなく、人を自分から誘うとどうしても「せっかく自分が誘って来てくれたんだから、楽しませなきゃ」という意識が働いてしまいます。そのため、あまり自分から友人を誘って遊びに行くことは、それほど多くはなかったです。

じゃあ休みの日は何をしていたんだというところですが、基本的にはテレビだったりネットだったりを見てボーっと無気力に過ごしていたと思います。ときどき仕事に関する勉強をしたりもしていましたが、休日を全部使って熱心に勉強するようなタイプでもなかったです。

では、そのプライベートが地元に戻った後、どのように変わったかです。

やっぱりロードバイクというのはかなり大きい存在になりました。地元に戻るのとほぼ同じタイミングでロードバイクに乗り始めたのですが、休日は天気が良ければ常にロードバイクで出かけるようになりました。途中からは、平日でも仕事が遅くならなければ、月~木の週4で2時間ほど走りに行くようになりました。私のプライベートはほぼすべてロードバイクに時間を使っていたといってもいいくらいだと思います。

それだけかなりの運動をしていたことになりますので、地元に戻ってから体重もかなり減りました。地元に戻る前後で10kg以上は減りました。一番減っていたときは15kg程度は体重が落ちていたと思います。たかが体重、されど体重ということで、これは私の人生の中ではかなり大きな変化だったと思います。

では一人で休日を過ごす場合は問題ないけど、友人関係はどうなったかです。地元には友人はいませんので、友人と気軽に遊びに行くというようなことはまったく無くなりました。ただ、2~3か月に一度ほど、関東にいる友人と輪行でロードバイクを持って行って走りに行くということはやっていました。そういう意味では、もともと休日は一人で過ごすことが多かったので、それほど大きな人付き合いの変化があったとは思っていません。

ということで、プライベートの変化についてトータルで見てみると、基本的には一人で過ごす休日が充実したということでかなりプラスの変化があったと思っています。

仕事の変化

次に仕事の変化です。まず仕事の内容ですが、もともと東京で働いていたときはデータ分析や人工知能というような分野の仕事をしていました。SIerの研究開発部門みたいなところですね。

Uターン転職の際も、たまたま前職での経験が活かせそうな求人があったため、その企業に入社しました。そのため、業務内容について大きなギャップはありませんでした。

ただ、最近色々と記事に書いているように、最終的に休職に至るような事態になっています。

求人では一応人工知能等のポストではありましたが、やっぱり比較的ビジネスの先端を行っているようなものは地方ではなかなか仕事が無いです。人工知能関連の仕事も、結局は都会の方でビジネスをしている企業がお客さんになるようなものが多く、出張が多かったり、Uターン転職したはずなのに、結局関東方面に転勤になったりという感じでした。

この点に関しては、Uターン転職する際のリサーチ不足であったり、あまり深く考えずに求人情報を鵜呑みにしてしまったというところが問題であり、反省しているところです。その結果として、最終的に休職という事態にまでなってしまったため、仕事に関してはやはりマイナスの方向に変わってしまったかなと思っています。

仕事の内容的にも、徐々に当初の想定とは少し乖離が出てきたかなという感じで、休職が仮になかったとしても、仕事のモチベーションという意味でマイナスになったかなと思います。

で、結局どうなの?今後どうしたいの?

ということで、プライベートではプラス、仕事ではマイナスに人生は変わったかなと思っています。

仕事面が休職ということになってしまいましたので、やはりそれはそれで重視すべき点ではありますが、生きる意味も実感できずにボーっと休日を過ごしていたときに比べると、ロードバイクという生きがいを得られたという意味で、トータルでは人生は少しプラスに変化したかなと思っています。

ただ、プライベートはプラス、仕事はマイナスと明確に評価が分かれましたので、今後を考えたときに仕事面さえプラスに変えることができれば、地元に戻って本当によかったということに出来そうです。

仕事についてどうやってプラスにするかは簡単には解決策は出そうにないですが、幸か不幸か今回休職ということになりましたので、自分のやりたいことや、今後どんな人生にしていきたいかをゆっくり考える機会にしてみたいと思います。

ただ、現状の仕事をあと30年ほど続けていく将来像というのは正直描けませんし、今後も描ける気はしていません。じゃあ何をしたいんだと言われたら答えはありませんが、何かしら別の道を考えないといけないんだろうなと思っています。

という訳で結論らしい結論は無い内容になってしまいました。

すべての面について「Uターン転職してよかった!」なんてことは、そうそうないと思いますので、あくまでも一人のUターン転職者が今どう感じているかというひとつの例として考えてもらえればと思います。人生について考えたときにそんなに簡単に答えが出るものではないと思いますので、これはこれでいいと思います。

大切なのは、自分はどうして行きたいのかを常に考えて、その行きたい方向と現状にズレが出てきたときに都度修正していけるかどうかなんだろうなと思います。

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