「嫌なやつはどこにでもいる」から何なの?

地元にUターン転職した会社を2年もたずに辞めることにしました。「もたずに」って書くと、耐えることが正義みたいなニュアンスが出てイラっとしますが、正直なところ「もたなかった」というのが自分ではしっくりくる表現です。中途で入社してきたばっかりのときは嘘偽りなくやる気はあったし、定年までかは分からないけど、それなりに長い間その会社にいるつもりだったけど。

でも、どうしてももたなかった。退職理由はよくある「人間関係」というやつですね。どれだけ耐えようとしても、本当に合わない人がいたという感じです。別に嫌いだったという訳でもないんですけど。何ていうんですかね。その人の考え方とか思考回路がまったく分からないというか、どれだけ理解しようとしても理解できない感じというか。

何か「得体の知れない分からなさ」だったんですよね。例えて言うなら、まったく知らない言語を話す人に囲まれて何かを怒鳴られているときの雰囲気というんでしょうか。何言ってるか分からないけど、とりあえずヤバそうな感じは伝わってくる。でも本当に何を言っているのかはまったく理解できない。そんなレベルでの理解の出来なさですかね。

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嫌なやつはどこにでもいる…から何なの?

どうしても合わない、というか理解できない人がいる環境というのはなかなかストレスな状態でして、さすがに毎日その状況が続くと毎日が嫌になってきます。なんでこっちが一方的にコミュニケーションを取る努力をしてやらないといけないんだっていう。コミュニケーションって双方が努力して初めて成り立つものでしょうよ。

そんな毎日が続いていて、ちょっとした会話のきっかけで「あー、もうこの人のことはマジで分からんな」と思ったことがありまして、「もういいや」と退職を決めたのはそのときでした。

「何でこんなしょうもないことで我慢しなきゃいけないんだ」
「どうしてこっちが一方的にコミュニケーションを取る努力をしないといけないんだ」

そんな感情しかそのときはなかったですね。結局、それがきっかけで上司には「もう無理です」と伝えて、退職することも宣言した訳です。そうするとお決まりの文句が返ってくる訳ですよ。

「嫌なやつはどこに行ってもいるよ」

まぁそうなんでしょうけどね。どこにでもいるんでしょうけどね。

「だから何?」

もうこれしかないですよ。どこにでもいるから何なんだっていう。「どこにでもいるんだから、この会社でおとなしく耐えておけ」ってことなんですかね。どう考えても違うでしょ。「そいつを何とかしろよ」でしょ。表面上、優しく諭すような言い方してますけど、こっちに耐えろって言ってるって分かってるんですかね。

退職を引き留める気があるのか、表向きは引き留めようとしつつ実は辞めさせたがってるのか、もう正直分からないですよね。そんなレベルでめちゃくちゃなことを言ってるっていう自覚はあるんでしょうかね。まぁ自覚が無いから、若手がどんどん辞めていっているんでしょうけど。

子供なのはどっちなんでしょうね

こんな話をしていると「もう少し大人になれよ」とか言ってくる連中がいますけど、本当に子どもなのはどっちだっていう話ですよ。こっちは、現状の環境に問題があって、他人を変えさせることは難しいから会社を辞めて別のところに行くっていうだけな訳ですよ。

で、会社側は根本的な問題を解決しようともせずに、ただ従業員に我慢を強いさせようとしている訳ですよ。何も考えずにただただ精神論を偉そうに述べるだけですよ。

どっちの方がマシな手段を取っているか、よくよく考えればすぐに分かることでしょうよ。日本の企業はマネジメントがクソだクソだと言われていますけど、こういうところで本当のクソさ加減が見えてきますよね。クソさ加減がこういうところに露骨に表れてくるんでしょうね。

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