ひとりツール・ド・能登 〜1日目:その5〜 - 加賀百万石ですが何か?

ひとりツール・ド・能登 〜1日目:その5〜

<1日目ルート>

世界一長いベンチを後にし,輪島へ向かってガシガシ漕いでいきます。

何となくよさげな景色だったのでパシャり。

そのすぐ近くに「ヤセの断崖」が見つかります。

「確かドラマか映画かのロケ地だったような…?」

ということで,野次馬根性でやっぱり寄り道です。

まぁ何か断崖っぽい感じですね。日本海って感じです。

確か近くに「義経の舟隠し」というのもあったはずですが,道なき道をそこそこ歩かないといけなかったので,泣く泣く諦めヤセの断崖を後にします。

その後は,海岸線らしい海岸線を軽快に走っていきます。

体力を使わないように走ってきたからか,寄り道ばっかりしているからか,脚の方はまだまだ絶好調です。

そして突然現れるコイツ。

「あなた,トトロってい(略)」

最初は気付かなかったのですが,少し前を走っていたローディの方が写真を撮っていたので気付きました。たまたまこのローディがいなかったらたぶんスルーしていたのでは無いかと思うくらい微妙な存在感でした。

その後も気持ちのいい海岸線を進んでいきます。

何か赤土(?)のトンネル。

この後,国道249号線に沿って内陸へと入っていきます。

普通はそのまま249号線をまっすぐ進んで輪島市街地に向かうのでしょうが,今回は出来るだけ能登半島の形を再現して走るというミッションがあります。

そのため,249号線を左折して県道38号線に入り,山を越えて海岸へ向かいます。

何だかんだすでに100km程度走ってきているからか,この山を越えている間に一気に脚がきつくなってきました。

しかし,何とか山を越えて海岸までやってくると,何か良い感じの小さな船着場があるではありませんか!

こういう感じの場所は好きです。

休憩がてら少しのんびりしていきます。

この船着場を過ぎた辺りから,完全に海岸沿いの道になり一気にアップダウンが増え,

「あー,早く輪島市街地に着かないかな…」

とひたすら無になって漕ぐことだけに集中し始めます。

ところが,そこはやっぱり日本海の海岸線です。

ふと横をみると素晴らしい景色が広がります。

陸と海のコントラスト。自然の雄大さを感じます。

水平線。

どこまでも続く海岸線の道。

大パノラマ。

やっぱり自然は素晴らしい。

これがあるからどんなにきつい道でも,どんなに長い距離でも走られるのだと思います。

仕事だとか転勤だとか,そんなことでウジウジ悩んでいるのが馬鹿らしくなるくらいに圧倒的な雄大さです。

今回のひとりツール・ド・能登で一番感動したのはこの景色でした。

これを体験できただけでも能登半島一周をしてよかったなと今でも思います。

そんなこんなで,気付いたら輪島市街地に到着です。

どこか輪島っぽいところで写真を撮りたいなと思いつつ街中をうろうろしますが,

「そういえば輪島って鉄道が通っていないから駅がないのか」

ということに気付き道の駅(?)でとりあえず輪島到達記念の写真を撮ります。

その後,道の駅から少し離れたホテルに向かいます。

今回泊まったのは「ホテルメルカート輪島」です。

https://www.hotelmercato.com

輪行したロードバイクを持ち込んでもそこまで邪魔にならない程度には部屋も広く,大浴場もあってなかなか良いホテルでした。

そして,ロングライドのお楽しみ,晩御飯の時間がやってきます。

せっかく輪島にきたので少しくらい良いものを食べようと,ホテルの方に聞いたり調べたりして最終的に行き着いたのが!

こちらです!

ゴーゴーカレー。

わざわざ輪島まで来たのに。

居酒屋風なお店なら幾つかあったのですが,ひとりなのでイマイチ入る気にならず,町の定食屋みたいなところを目指して歩いていたら,さっきの道の駅の前に通り掛かります。

そこでゴーゴーカレーを見つけまして。

「まぁいいか♪」

ということでカレーになりました。

いや,チキンカツをトッピングしてるから…自分なりのスペシャルバージョンだから…。

ということで5回に渡って続いた,ひとりツール・ド・能登の1日目は終了です。

脚はもう結構キテいましたが,予定以上に多くの観光地に寄れて,自然の雄大さを感じられて大満足な1日目でした。

ちなみに1日目のライドはこんな感じです。

・走行距離:138.42km

・走行時間:6:13:16

・経過時間:8:06:16

2日目は3日間で最長距離の日になります。

すでにやばいこの脚で2日目を完走できるのか心配になりつつ翌朝を迎えます。

次へ:ひとりツール・ド・能登 〜2日目:その1〜

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